ニュージーランドのワーキングホリデー(9ヵ月半)にいくらかかったのか?実際にかかった費用を公開

2019年4月半ばから2020年1月末までのおよそ9ヵ月半の間、ニュージーランドにワーキングホリデーに行っていました。

もともとは1年間の予定でしたが、少し早めに切り上げて帰国しました。もしギリギリまで残っていたとしても、コロナの影響で身動きが取れなくなっていたことでしょう。結果的にはちょうどいい帰国のタイミングとなりました。

この記事では、私がニュージーランドでワーホリをしていた間、実際にかかった費用を公開します。

これからニュージーランドワーホリに行こうか検討中の方の参考になれば嬉しいです。

9ヵ月半のワーホリでやったこと

  1. 6ヵ月間語学学校に通う(2019年4月末~10月末:秋冬)
  2. 2ヵ月間キウイフルーツファームで働く(2019年11月~12月末:夏)
  3. 1ヵ月間北島・南島を旅行(2019年12月末~2020年1月末:夏)

ニュージーランドでのワーホリでは6ヵ月間の就学が認められています。私のワーホリの目的は英語だったので、ギリギリまで学校に通いました。

具体的には、2ヵ月間一般英語コース・3ヶ月間IELTSコース・1ヵ月間TESOLコースで勉強し、その後ファームや旅行で学校外の人と交流するという計画でやってきました。私の場合では学校の授業料が出費の割合のかなりの部分を占めています。

私のワーホリの特徴としては、

  • 6ヵ月間語学学校に通う
  • ホームステイはしない(主にバックパッカーズホステルに宿泊)
  • エージェントは利用しない
  • 働いたのは2ヵ月間だけ

エージェントは一切使わずに語学学校などを手配したため、エージェントに支払う費用は節約できていると思います。また、ホームステイもしていないのでその分の宿泊費も低めに抑えられています。

ただし、ワーホリと言いつつもほとんど働いていないため収入はあまりありません。

ワーホリにかかった費用

結果的にかかった費用は合計で、約190万円です。

※滞在中ニュージーランドドル円のレートが$1=75円~67円ぐらいの間で変動していましたが、ここでは$1=70円で計算しています。

それでは内訳を細かく紹介します。

  • 6ヵ月分の語学学校授業料(IELTS/TESOL TKT 試験の受験料含む):約70万円
  • 海外旅行保険:28万円
  • 航空券(行き):5万5千円
  • 航空券(帰り):3万円
  • 宿泊費(旅行中の宿代も含む):47万円
  • 食費:23万円
  • NZ国内移動費(旅行中にかかったバス・航空券代):3万5千円
  • NZ観光費(ミルフォード・サウンドクルーズなど):2万円
  • 携帯代:1万円
  • 買い物:6万円
  • その他:5万円

授業料

やはり語学学校の授業料が一番お金がかかっています。

ワーホリで来ている場合は、2,3ヶ月一般英語を勉強してから仕事を探すというパターンが多いのではないでしょうか。その場合は授業料はそこまでかからないと思います。私の場合は比較的長く学校にいた上に、試験も受けているので受験料もかかっています。うろ覚えですが、IELTSの試験料は2万円以上したと思います。

海外旅行保険

海外旅行保険に関しては、安い物を選べばもっと安く抑えられますが、私は安全第一で補償がしっかりしている保険を選んだため、保険料は高めです。

ちなみに私はAIGのワーキングホリデー用のプランを選びました。一度風邪を引いた後の咳がひどかった為、ニュージーランドの病院に行きましたが、サポートがしっかりしていて助かりました。

航空券

航空券はジェットスターのオーストラリア経由の便を利用しました。時期によってはチケットをかなり安く買えますし、私は荷物が少なかったのでLCCでも十分でした。

ニュージーランド航空の直行便は快適かもしれませんが、LCCと比べるとやはり高いです。ただし、ジェットスターは遅延や欠航が多いという意見もありますので、心配な方はニュージーランド航空の方がいいかもしれません。

私がNZを旅行していたとき、クイーンズタウンからオークランド行きのジェットスターの便が欠航し、翌朝の便に振り替えられるということがありましたが、すぐにホテルを手配してもらい費用もすべてジェットスターが負担してくれました。欠航しても対応はしっかりしてくれる印象ですので、個人的にはジェットスターでもOKだと思います。

宿泊費

宿泊については、私は主にバックパッカーズホステルに泊まり、一時期だけシェアハウスに住んでいました。おかげでホームステイをするよりも安く抑えられました。

冬のオフシーズンになると、ホステルの宿泊料金が値下がりします。私はYHAユースホステルの会員になったので会員料金で泊まることができ、冬の間はかなり出費を抑えられました。

食費

私は基本的に毎日自炊していました。毎日の自炊がめんどくさくなってきた時は、一回で3日分ぐらいのご飯を作ってタッパーで保存したりしていました。時々は友達とご飯に行ったり、バーに行ったりしましたが、月に数回程度です。

お昼もサンドイッチを作って学校に持って行っていました。旬の果物が日本よりも安いので、リンゴが主食のようになっていました。

旅行費用

ニュージーランドに来たら、北島と南島の見どころは旅行したいものですが、移動費用が結構かかります。

私は車をNZで運転できなかったので、バス移動がメインでした。毎回チケットを買っていると高くつくので、インターシティのフレクシーパスというものを使うことで安く抑えられました。

北島にあるホビット村や、南島のミルフォード・サウンドクルーズなど、現地ツアーに参加しなければならないものがあるので、ツアー代も結構かかりました。

観光地は宿泊料金も高いので、やはり旅行にはそれなりにお金がかかります。

携帯代

私は日本からSIMフリーの端末を持って行ったので、ニュージーランドのプリペイドSIMカードを契約しました。

私が使っていたのは、Sparkという会社のプリペイドSIMカードで、月々$19(約1400円)のプランです。

ひと月に使えるのは、1.25GBですが、Sparkのフリーwifi が使えますし、毎月使えるGB数が増えていったので十分やっていけました。

買い物・その他雑費

私の場合は、NZ旅行のためにカメラが欲しくてGopro here 8 を買ってしまったため、出費がかさんでしまいました。

オークランド市内を移動するバス・フェリーに乗るためのATHOPカードというものを買って使ったり、髪を切ってもらいに美容院に行ったりと、何かと生活する上でのお金もかかります。

映画館に映画を見に行ったりもするので、娯楽の費用もかかりました。

ファームジョブの収入

私はキウイフルーツファームで約2か月間働きました。

その時の収入が約$5500、日本円で約38万円です。

この収入を差し引けば、

ワーホリにかかった費用(190万円)-ファームジョブの収入(38万円)=152万円

となります。

もし学校に通いながら働いたり、もっと長くファームで働いたりしていれば、さらに低く抑えられていたでしょう。

まとめ

人によってワーキングホリデーの目的が違うので、かかる費用も変わってくると思います。

私の場合は英語の勉強がメインで働くつもりがあまりなかったので、1年未満でも190万円というお金がかかってしまいました。

ワーホリらしくたくさん働くという方は、少ない手持ち金でも十分やっていけるのではないでしょうか。

これからワーキングホリデーに行こうか悩んでいるかたは是非参考にしてみてください。