ニュージーランドに来たら必ず訪れておきたい人気スポットと言えば、南島にあるミルフォード・サウンドですよね。正直私はあまりミルフォード・サウンドに興味がなかったのですが、せっかくなので現地ツアーに参加して行ってみました。
いくつかあるクルーズ会社の中でも Jucy Cruise ジューシークルーズが比較的料金が安かったので、ここのツアーに参加し、最寄りの街テ・アナウから出発しました。
この記事では、ジューシークルーズのツアーに参加してみた感想やミルフォード・サウンドの見所について書いていきます。
各クルーズ会社によって多少のサービスの違いがあると思われますので、今どの会社にするか迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ジューシークルーズのツアー概要

私がインターネットで予約したのは、JUCY Zest というツアープランで、テ・アナウから出発の日帰りツアーです。朝7:30に私が滞在していたYHAテ・アナウの前にピックアップに来てくれました。
約一時間半のミルフォード・サウンドクルーズが楽しめ、テ・アナウに戻ってくるのは大体夕方3時半か4時頃です。途中いくつかのスポットに立ち寄り、運転手が解説してくれます。
料金は大人一人で$145(約一万円)でした。サンドイッチやリンゴなどが入ったランチが含まれていました。
道中に立ち寄る場所
テ・アナウからミルフォード・サウンドまで約3時間ありますが、その途中にはいくつかの見所があります。それらの場所でバスが停まってくれるので、写真をとったり散策したりできます。
ミラー湖 Mirror Lakes

天気が良く風が無い状態だと、空や山が湖面に映り込み、本当に鏡のようにきれいに反射します。ただ鳥が泳いだり潜ったりしていたので、水面に波紋が生じてしまうのが少し残念でした。
ザ・キャズム The Chasm

ホーマートンネルを抜けた先にある奇岩や滝がある場所です。シダ植物が生い茂る遊歩道をしばらく歩いていくとそれは現れ、橋の上から覗くと足がすくみそうになる程の迫力があります。
写真を取る際は、カメラを落としてしまわないように気をつけましょう。
他にもいくつか立ち寄るスポットがありますが、上の二つが一番の見所だと思います。他のスポットは、コーヒーの移動販売がある綺麗な小川(手ですくって飲むことができます)や、谷を見下ろせる場所などで停まってくれました。
もちろんトイレがあるところにも停まってくれます。
「ミルフォード・サウンド」クルーズの見どころ

クルーズは約1時間半、船内では椅子やテーブルがあるのでランチを食べることができますし、船内にはテレビがついているので画面越しに外の景色を見ることができます。
もちろん外に出ることもでき、船の1階前方と、2階、3階の後方に出ることができます。
フェアリー・フォール Fairy Falls

ミルフォード・サウンドで一番の見どころの一つが、高い崖から流れ落ちるいくつもの滝フェアリー・フォールです。クルーズ船が崖下近くまで寄ってくれるので、ほぼ真下から見上げることができます。
ミルフォード・サウンドならではの幻想的な光景です。
スターリン・フォール Stirling Falls

ミルフォード・サウンドで人気なのが、滝のギリギリまでクルーズ船が近づいてびしょ濡れになるというイベントですが、その滝こそがこのスターリン・フォールです。
ジューシークルーズの船も滝にギリギリまで近づいてくれます。私はクルーズ船の後方のデッキに出ていましたが、後方だったためかびしょびしょに濡れることはありませんでした。ただそれでも水しぶきがすごく、迫力満点でした。
注意点
クルーズのツアーに参加するにあたって、いくつか気をつけた方が良いと感じたことをご紹介します。
バスから船までの移動
ミルフォード・サウンドにバスが到着すると、運転手からチケットとランチボックスを渡されます。そのチケットを持って、自分でジューシークルーズのクルーズ船があるところまで行かなくてはなりません。
一度建物に入ってから、バスがある方向と反対側に行くだけですので迷うことはないと思いますが、引率などは一切ないので注意して運転手の案内を聞きましょう。
他の参加者について行けば間違いないですが、トイレに行っている間に見失う可能性もあるので、他の人たちの顔を覚えておくと良いと思います。
風が強い
日によって違うのかもわかりませんが、私が参加した日はとても風が強く、夏でも寒く感じた程でした。他の乗客は帽子が飛ばされたりしていたので、服装には気をつけましょう。
バス出発時の点呼
道中いくつかの場所でバスが停まる度、出発する際に運転手が乗客の確認をしますが、日本のバス旅行ほどしっかり確認している訳ではありません。
運転手が各グループ参加者にみんないるか聞く程度です。私ともう一人の女性は運転手に名前を呼ばれたので、おそらく個人参加の人だけは名前を読んで確認しているようでした。
一人いないままバスが出発しそうになり、家族が慌てて運転手にそのことを告げて何とか間に合ったということがあったので、複数人で参加する際は自分たちでしっかり乗車していることを確認しましょう。
まとめ
ミルフォード・サウンドはクルーズはもちろん、その道中にも見どころがたくさんあります。個人でレンタカーを借りてミルフォード・サウンドまで行くこともできますが、その途中の見どころも是非立ち寄ってみてください。
クルーズ・ツアーの料金は決して安くはありませんが、参加するだけの価値は十分にあると思います。仮に思っていた程面白くなかったとしても、ミルフォード・サウンドはニュージーランドの最大の見どころの一つなので、行かなかったら行かなかったで後で後悔することになるかもしれません。
せっかくニュージーランドに来たなら、是非ミルフォード・サウンド・クルーズに参加することをお勧めします。